小諸懐古園。ここはもともと豊臣秀吉に仕えた仙石秀久公のお城で街の下のほうにあり、誰ものぞけないことから穴城、と呼ばれていたんだとか。おばちゃん1号2号いわく、お城が街より下にあるのはけっこう珍しいことらしい。
三之門。
若山牧水の碑。「ほろびしものはなつかしきかな」の言葉が胸に染みる。
齢500年(推定)のケヤキ。推定ってなんだ。しかし松といいケヤキといい寿命長いね。
入場料が300円(懐古園+動物園のみ)から500円(諸々の美術館をみた場合)にはねあがるのがしゃくだが、一応島崎藤村記念館へ。小諸時代は『千曲川のスケッチ』が有名なのかな。
藤村は『若菜集』もさわやかだし『破戒』もテーマが深いし『千曲川のスケッチ』も豊かな描写で、まあそれくらいしか読んでないんだが、わりと好きなんだけど。
妻籠・馬籠で記念館にいったときも姪に手を出した話が出てたし、今回も教え子に手を出してトラブルになった逸話が展示されていて、ちょっとあなたいい加減にしなさいよと。小諸義塾では模範的な授業をした…って当たり前だからそれ。血の呪いだかなんだか知らないが血のせいだけじゃないような気がする。最初の奥さん(四女を生んで亡くなった冬子さん)のまめまめしい手紙とか展示されてて私は気の毒になったよ。
おそらく秋には素晴らしい紅葉が見られると思われる酔月橋&地獄谷。
水の手展望台からの眺め。千曲川の流れ。たしかに自然主義の象徴みたいな景色。
懐古神社におまいり。
山本勘助が大事にしていたという鏡石なんかがあった。ところでなんで長野の人って山本勘助のことを勘助って呼び捨てにするんだろ。風林火山の旗なんかも飾ってあったし、なんとなく小諸は上田の真田より甲斐の武田寄りな気がしたな。
天守台のあたりでは草笛教室だとかで『ふるさと』やら『思い出のアルバム』やら流れていてちょっと切なくなった。
時間が迫ってきたので、大正時代に作られ、じつは日本最古だという動物園を駆け足で抜けて三之門へ。動物園はライオンがオンオン吠えてて子どもがギャアギャア泣いてた。ペンギンは好意的に手?をパタパタ振ってくれた。ほかにもツキノワグマとかフラミンゴとか。
懐古園はなんだかいようと思えば一日いられる気がする。季節ごとに表情が変わりそうで違う季節にもまたゆっくりきたいなあと思う。
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旅行&休日日帰りの話をメインに本と食べ物の話がちょこちょこ出ると思います。
旅の下調べに使えるブログを目指したいです。