紅茶の日にアフタヌーンティー（銀座ベノア）

iGoogleに振り回される日々。一昨日は「卵かけご飯の日」（※島根県で第一回シンポジウムが開かれたらしい）で、わざわざばか高い卵を買って卵かけご飯をかきこみ、昨日はハロウィンだからと、カボチャプリンを食べる。

でもって、今日は「紅茶の日」らしい。なんでもロシアに漂着した大黒屋光太夫がエカテリーナ2世から紅茶をもらったのが始まりだとか。たしかに紅茶はあったまるし、船旅というか遭難向きね。

そんなわけで、紅茶を飲みに行こうという話になって、神保町のタカノかななどと考えながらクリスティを読んでいたら（またかよ）、楽しげなアフタヌーンティーの光景が。クリスティの描くヴィクトリア調の守られた空間でおいしい午後の紅茶。行きたい！

というわけで、あれこれ調べたあげく、一番伝統的なアフタヌーンティーがありそうな銀座の「ベノア」に行くことに。『電車男』で有名な店でつね。

マンダリンオリエンタルとかもよさげだったけど、何だかお皿が黒くて前衛的だし、帝国ホテルと椿山荘は値段高すぎだよ。食べたいのは、ポアロの口ひげのように完璧なアフタヌーンティー。サンドイッチの耳は英国式にきっちり落としてあり、スコーンにはクロテッドクリームがついてて、ゼリーとか変なものがのってない、三段のお皿のアフタヌーンティーなのだ。まあポアロはベルギー人だけどさ。

ベノアのアフタヌーンティーはまさに理想どおりでお値段も2100円。銀座松坂屋4階だから外の景色とかは見えないけど、まあいいや。

土曜日のラストオーダーは19時半で、アフタヌーンティーの時間は13時から18時まで。三連休だからか店はおばさま方を中心にけっこう混んでいる。


紅茶とスコーンとサンドイッチを選べるので、ベノア伝統らしいイングリッシュブレックファーストとプレーンとローストビーフをチョイス。
夫は一番人気のピュアダージリンとメイプルとローストビーフにしていた。









何だか最近、ろくな紅茶を飲んでいないせいか、ものすごく安心する。
さし湯もついててうれしい。
ローストビーフサンドイッチは自家製というだけあって大変おいしく、
スコーンも完璧で、チョコレートケーキもしっかりした味。
何とも心地よい時間。







最後はすっきりしたリンゴシャーベットでしめ。







以前、イギリス行ったときはジャガイモばかり食べさせられて、料理にはがっかりしたけれど、紅茶だけはすごいおいしかった。オスカー・ワイルドが逮捕されたとかいうホテル「カドガン」のアフタヌーンティーは給仕がすごい完璧な身のこなしで感心しっぱなしで、違うんだろうけど、私のなかではまるでバートラムホテルだった。

香港のアフタヌーンティーは軽くておいしかったけど、伝統的なかんじはあまりしなかったな。

そんなこんなで松坂屋を出て、銀座をふらふら。教文館でE－Pin企画からオススメメールがきていた『Rの刻印』を購入。謎解き頑張ろう。

その後、どこに行こうかと思っていたら松屋で大北海道展がやっているらしい。ウニ！カニ！イクラ！行きたい！

というわけで、松屋に向かうことにした。