休日の午後からぶらりと柴又帝釈天へ。
浅草橋から京成高砂に出て金町線に乗るのだけれど、この金町線が20分に1本らしく、これをつかまえられるかどうかで、かかる時間がずいぶん変わるみたい。
着いたときは3時近く。写真は帝釈天前の参道。今日は雨がシトシト。でも我が家は「さっき天気予報で曇りといっていたからこれは曇りだ。雨ではない」というわけで傘はささず。
参道には、下町ならではのお蕎麦屋や団子屋がいっぱい。
まずはお昼をということで、手打ち蕎麦の『やぶ忠』へ入る。
有名な鰻や『川千家』(寅さんでさくらが見合いしたらしい)の目の前。
鰻もよかったんだけど、前日、スロットで2万8000円負けたから…。
天ぷら蕎麦(1100円)を注文。まあ観光名所だから割高だけれど、蕎麦はいかにも手打ちで、天ぷらも揚げたてが2本ものっていて、大変おいしい。汁も甘すぎないかんじが私は好み。
それにしても和む。何たって、食べてるあいだじゅう、店内に流れる美空ひばり。背後の席からは「昔、幸せの黄色いハンカチっていうのがあってさ、刑務所から出てきて、恋人の家の前に黄色いハンカチがついていればOKの合図なわけよ。それに渥美清がちょっと出てたんだよね」「へええ」なんて会話が聞こえてくる。どうでもいいけど、店内には亀田興毅が来たときの写真もあった。
店を出て、草団子とせんべいを食べながら帝釈天へ。草団子のあんこ、どっさりすぎ。それにしても、何だか脱力して、一歩踏み出すごとに力が抜けていく気がするのはなぜ。
境内は、休日だからかそこそこの賑わい。
ところで神社に行くたびに、入り口のありがたい煙のようなものをお腹にかけているんだが、あれってダイエット効果とかあるのか。
帝釈天から山本亭を通って、寅さん記念館へ。山本亭はアメリカかなんかで日本の庭園第3位に選ばれたらしいけど、今日は時間がないのでスルー。まあしょせん3位だし(ひどい)
しかし寅さん記念館、意外と遠い。
そして道のところどころにある標識のちょっと右に入ってまっすぐみたいな矢印、何とかしてほしい。
右なのか左なのかはっきりしてよ。
でも、この何だかほんわかして、生きていればそれでいいやみたいな町で老後とか楽しいかもしれない。
入り口はこんなかんじ。看板を取りつけている寅さんと落ちた草履。
トランクと帽子のベンチ。
寅さん記念館は当たり前のことながら『男はつらいよ』シリーズの創作秘話や撮影セット、各シリーズのまとめや寅さんの名言、歴代マドンナの写真なんかが飾ってある。
自慢ではないが、一度も寅さんをみたことがなく「結構毛だらけ猫灰だらけ」が寅さんだということも初めて知ったのだけれど、十分に楽しめました。下町を復元したミニチュアもかわいい。
しかし30分くらいで十分かと思いきやクイズ好きの夫が「ここで知識を吸収するのだ」とか何とか言って1時間近く、ビデオの前から離れず。おかげで寅さんQ&Aコーナーでは合格してたけど、何だかムリヤリだなあ。
寅さん記念館を出て、一応見ておくかと、すっかり暗くなった「矢切の渡し」へ。伊藤左千夫の『野菊の墓』と細川たかしの演歌(調べたらちあきなおみが最初らしいけど)で有名なのかな。
しかし、営業を終えて暗くなった「矢切の渡し」はけっこう怖い。
時代劇の殺人現場みたいだったよ。
下町の店じまいは早い。寒くなってきたので、てくてくと柴又駅へ。途中「ハイカラ横丁」で大量の梅ミンツ(←好物)とリリアンとサクマドロップを購入。
駅前で地元のヤンキーを押しのけて一応撮影したけど、
暗くて寅さんの像がこわすぎる。
帰りはタイミングよく京成特急で上野に出て、上野から歩いて帰宅。
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旅行&休日日帰りの話をメインに本と食べ物の話がちょこちょこ出ると思います。
旅の下調べに使えるブログを目指したいです。